アイシングクッキー作りにおいて湿度の変化はどのように影響するのでしょうか。今回は気をつけるべきポイントや対策などを交えて解説していきます。
アイシングクッキー作りで重要なこととして挙げられるのがしっかりアイシングクリームを乾燥させること。そうしないとクリームが固まらないどころか、場合によっては色の滲みや変色を招いてしまいます。もちろん、適切な温度で乾燥していればそういった事は起こりません。しかし、季節などの関係で湿度が高くなってしまった場合、それに応じた乾燥温度の調整や対策が求められてきます。
初心者は特に湿度の変化によって失敗しやすいので下記の内容を頭に入れておくことをオススメします。
湿度対策として意識しておきたいこと
まず、アイシングクッキーの乾燥は基本的に仕上がりを見ながら行ってください。湿度の影響もその日、その時で変わってきます。加えて、アイシングクリームを良く練っておくことが大事です。練りをしっかりしておけば乾燥も早くなります。乾燥させる前にクリームのツノの立ち具合や硬さを見ておきましょう。
そうした上で、乾燥しない!と感じた場合は、専用のドライフードメーカーを使って手早く乾燥させるようにするのが望ましいです。乾燥スピードが早いと、仕上がりにツヤが出る利点もありますよ。
ちなみに乾燥する際の温度が高すぎるとひび割れが起きやすいので出来るだけ注意してくださいね。湿度が高いからと言って高温の環境にいきなり置いておくのはNGです。
もし、それでもベタついたり、しっとりしてしまうようでしたら乾燥剤を使ってタッパーなどで保存してみると良いかもしれません。食品用乾燥剤というものが市販で販売しているので、そちらを扱うと良いでしょう。
その他、失敗しないための湿度対策
水分や砂糖類を多く含んでいるクッキーを土台にしない。水分や砂糖類を含んでいるクッキーはその湿気がアイシングクリームに
移りやすいです。乾燥しない場合は土台となるクッキーを変えてみるのも手かもしれませんね。
冷蔵庫で保存するのは避ける
冷蔵庫は湿気を含みやすい場所なので長時間保存するにはあまり適しません。基本的には涼しく日の当たらない所で常温保存が望ましいです。もちろん早めに召し上がるようにしてくださいね。
室内にある空調を除湿設定にしておく
空調を除湿設定にしただけで湿度に変化が起こり、アイシングクリームが乾燥しやすくなることも。細かいことですが作業をスムーズに行うために意識しておきたい所です。