アイシングクッキー作りで使用される、乾燥卵白とメレンゲパウダーにはどんな違いがあるのでしょうか。各ポイント毎に比べてみました。
・色合いの点での違い
アイシングクッキーで使用するアイシングクリームに乾燥卵白を用いると、真っ白にはならないものの、自然な仕上がりや色合いになりやすいです。ただし、仕上がりが多少黄色くなってしまうケースもありますので思い通りの色合いにしたい場合はメレンゲパウダーの方が良いかもしれません。
メレンゲパウダーの場合は、乾燥卵白と違ってはっきりとした白さが出ます。扱いによって色合いが大きく変化することも無いので、初心者でも意図した仕上がりにしやすいです。アイシングクッキー教室などで説明しながら作る際は色合いがはっきりしていて乾燥の遅い、メレンゲパウダーを使用するケースが多いです。
味わいの点での違い
乾燥卵白はメレンゲパウダーと比べて、添加物が含まれていない分繊細な味わいが作りやすいです。また、口にした時の食感がパリッとしやすいのも魅力的な点として挙げられます。ちなみに、乾燥卵白を使用する際は一度に使い切らないと卵白独特の臭いが出てしまうのでその点には注意してください。
一方、メレンゲパウダーは人工的な口辺りや味わいに感じやすいのが特徴となります。良くも悪くも、無難で安定した味わいになりやすいです。そのため、味わいの点で失敗する事が少ないのが使用する際のメリットだと言えます。
作業性の点での違い
卵白は乾燥が早いため段取り良く作業を進行しないと作業途中で固まってしまうことがあります。ですので、アイシングクッキー作りに慣れていない方にとっては、多少扱いが難しいかもしれません。メレンゲパウダーは卵白よりも緩やかなスピードで乾燥が始まっていきます。乾燥卵白と比べるとじっくり調理したい人や初心者の方でも扱いやすいです。
まとめ
それぞれ、一長一短の個性や特徴がありますが、まとめると
乾燥卵白
・乾くスピードが早い
・自然な味わいと出来栄え
・仕上がりに黄色っぽさが出やすい
メレンゲパウダー
・乾くスピードが乾燥卵白に比べて緩やか
・意図した色合いにしやすいため、仕上がりが失敗しづらい
・味の繊細さが出しにくい
というようになっています。それぞれ一度使用してみて好みや作り方に合った方を選ぶと良いでしょう。